いくつかの過去の特集ページを更新しました
追加で入荷したり、販売済でしたが再び入荷したものがあったいくつかの特集ページの内容を更新しています。
東京国際版画ビエンナーレのポスター特集
東京国際版画ビエンナーレのポスター特集 | Pagina 古書店パージナ
原弘デザインの第1回東京国際版画ビエンナーレ展 #3ポスターの英語版ポスターと勝井三雄デザインの第11回東京国際版画ビエンナーレ展ポスターをあたらしく入荷しました。これまで掲載していたのはフランス語版でした。横尾忠則デザインの第6回東京国際版画ビエンナーレ展ポスターは再入荷です。
「藝術としての寫眞」「60 Fotos, 60 photos, 60 photographs.」
久しぶりの更新となってしまいました。なかなか珍しい写真関係の書籍が入荷しましたのでご紹介いたします。
藝術としての寫眞
美術評論家の外山卯三郎による芸術写真論です。前半は芸術写真の図版を掲載。マン・レイ、モホリ・ナギ、ブラッサイ、瑛九らの作品が紹介されています。後半は「二十世紀の藝術としての寫眞」「技術としての寫眞の発達」「藝術としての寫眞の方向」3部立てで芸術としての写真を論じています。技術の進歩による芸術形式の変化などを概観しつつ、当時における現代の芸術として、技術的、記録的、模倣的な写真とは異なった、マン・レイ、モホリ・ナギの作品のような写真という媒体の特性を活かした新しい芸術写真の可能性を語っています。刊行は1936年。ヴァルター・ベンヤミンが「複製技術時代の芸術」を著した年と同年です。マタン社刊、54,000円。
60 Fotos, 60 photos, 60 photographs.
新入荷ではないのですが、「藝術としての寫眞」や新興写真が参考にしていたのではと思われる書籍としてあらためて紹介します。60人の写真家が一人1点ずつ紹介されているというもので、編者は写真家のフランツ・ロー。モホリ=ナジ、ヤン・チヒョルトらの作品を紹介。文 : 独・英・仏語。1930年、Klinkhardt & Biermann, Berlin刊。108,000円。