GRAPHICATION グラフィケーション
富士ゼロックス株式会社が発行していた企業広報誌 GRAPHICATION グラフィケーションの1970年代に発行されたものをまとまった冊数入荷いたしました。この時期のグラフィケーションは特集テーマに沿って各ジャンルの専門家を中心にした執筆陣によるエッセイや対談記事などが多数の写真とともに掲載されていました。また、表紙を美術家、デザイナー、写真家などがテーマにあわせて描き下ろしているのも興味深いところです。
掲載しているのはほんの一部です。他にも数十冊入荷しておりますので、下記リンク先をご覧ください。
GRAPHICATION グラフィケーション 1971年7月 第61号 + 1972年11月 第77号 2冊一括
二冊とも表紙と表紙についてのコメントを赤瀬川原平が担当しています。2冊で5,400円。
GRAPHICATION グラフィケーション 1971年7月 第61号 特集 方言・土俗語 + 1972年11月 第77号 特集 歌謡曲の周辺 2冊一括 / 日本の古本屋
GRAPHICATION グラフィケーション 1969年5月 第32号 + 1973年1月 第79号 2冊一括
二冊とも表紙は横尾忠則。32号に石子順造「無言劇の画家・高松次郎」、79号に武満徹と粟津潔の対談「混迷する色彩文明」が掲載。5,400円。
GRAPHICATION グラフィケーション 1969年5月 第32号 特集 : 伝統 + 1973年1月 第79号 特集 : いろどり文明 2冊一括 / 日本の古本屋
GRAPHICATION グラフィケーション 1971年6月 第60号 + 1975年8月 第110号 2冊一括
表紙+表紙コメントを高松次郎が担当。特集テーマに真正面から答えようとしたことがコメントからうかがえます。他に、110号には村上陽一郎+高橋悠治の対談記事「時間と近代科学思想」中原佑介「絵画と無時間」も掲載。2冊で4,320円。
GRAPHICATION グラフィケーション 1971年6月 第60号 特集 数 偶然性 ゲーム + 1975年8月 第110号 特集 : 時間 2冊一括 / 日本の古本屋
GRAPHICATION グラフィケーション 1970年8月 第49号 特集:夢と狂気
表紙と表紙コメントは粟津潔。赤瀬川原平「廃品回収業の神秘」、天沢退二郎「夢・狂気・書く行為」など掲載。2,160円。
GRAPHICATION グラフィケーション 1970年8月 第49号 特集 : 夢と狂気 / 日本の古本屋
GRAPHICATION グラフィケーション 1972年8月 第74号 特集:映画眼・映画言語
表紙と表紙コメントは石岡瑛子。特集に関するテキストとして中平卓馬「アジテイションとしての映画は可能か?」が掲載されています。1,620円。
GRAPHICATION グラフィケーション 1972年8月 第74号 特集 : 映画眼・映画言語 / 日本の古本屋
GRAPHICATION グラフィケーション 1969年9月 第37号 特集:マンガの思想
特集の記事として、石子順造、岡本信治郎、大島渚らがテキストを執筆。1,620円。
GRAPHICATION グラフィケーション 1969年9月 第37号 特集 : マンガの思想 / 日本の古本屋
GRAPHICATION グラフィケーション 1973年12月 第90号 特集:スペイン
表紙とコメント、そして特集に絡んだスペイン旅行記まんがを長新太が描いています。2,160円。
GRAPHICATION グラフィケーション 1973年12月 第90号 特集 : スペイン / 日本の古本屋
グラフィック '55<展覧会図録>
戦後の日本社会の中でグラフィックデザインが市民権を得ていく激動期の1950年代なかばに原弘ら日宣美メンバーが開催した「グラフィック '55」展の冊子図録を入荷いたしました。本展は展覧会のための特別な作品ではなくデザイナーとしての普段の仕事を作品として展示対象とした重要な機会となりました。冊子デザインは原弘。出品者は他に河野鷹思、亀倉雄策、伊藤憲治、早川良雄、山城隆一、大橋正。また特別招待作家としてポール・ランドも参加しています。それぞれの作品図版とランド以外の出品者が執筆したコメントも掲載。小さな冊子に当時の熱気が詰まっています。 大日本印刷より刊行、84,000円。